日本で見れる海外ドラマはアメリカ発が主流なので、スラングも含めアメリカ英語に慣れている人が多いと思います。
アメリカ英語とイギリス英語の違いは何でしょうか?
単語やスペル、発音だけでなく実は文法や表現の違いも沢山あります。
今回は「イギリス英語」でよく使う表現を 3 つ紹介します。
イギリスのドラマや映画を見る時やスポーツ観戦時などにも参考にして下さい。
1) Cheers
アメリカだと「乾杯」の意味ぐらいでしか使わない Cheers ですが、イギリス英語ではカジュアルな表現として他の意味でもよく使います。
例えば親しい間柄同士で会った時の挨拶「よお」「おっす」、別れ際の挨拶「じゃあな」、お礼「サンキュ」「ありがと」、同僚に会社で「お疲れ~」、メールの最後に「じゃ、また」等です。
<会話の例>
A: Here you go.
はい、どうぞ。
B: Cheers!
おっ、サンキュ!
* Cheers の補足説明 *
イギリスやイギリス圏 (オーストラリアやニュージランドなど) では、例えばスーパー等のお店で、店員さんがお客さんに親しくなくても最後に Cheers と言って買った物を渡してくれる時もあります。
アメリカだと Have a nice day! の感じです。
Cheers は くだけた言い方なので、相手や状況によっては使わない方がよい時もあります。自分で使う時は、相手が自分に対して使ってくれている場合+状況にあわせて使うようにするとよいと思います。
2) Have you got …?
「持っていますか / ありますか」
アメリカ英語では普通 Do you have …? の方を使います。
*Have got = Have
(Have got の方が Have よりカジュアルな表現)
<会話の例>
A: Have you got any pets?
何かペット飼ってる?
B: Yes, I’ve got a dog.
うん、犬飼ってるよ。
A: Have you got anything to do today?
今日何かすることある?
B: I’ve got a lot of things to do.
やることは沢山あります。
(*やること何もない → I’ve got nothing to do.)
3) Lovely
素敵、美しい、可愛いい、親切な、優しい、楽しい、美味しい、見事な、素晴らしい等、very nice と言いたい時に使います。
アメリカ英語では great にあたる言い方です。
例えば天気いい、景色が素晴しい、料理が美味しい、服がおしゃれ、いい人、作品が見事など、ほめる時、何かを良いと言う時です。
その他 OK オッケー、大丈夫、 thank you ありがとうと言いたい時、yes, please お願いしますと言いたい時も lovely を使って言います。
<例文>
Lovely to meet you!
初めまして、よろしく!
She’s such a lovely person.
彼女は、なんていい人なんだ。
What a lovely goal!
見事なゴール!
That was a lovely meal.
食事美味しかった。
The view from the top of the mountain was lovely.
山頂からの眺めは素晴らしかった。
Would you like some tea? That will be lovely.
紅茶でもいかがですか?ありがとう、頂きます。
* Lovely の補足説明 *
イギリスでは女性男性両方とも上で説明したように色々な意味で使います。
アメリカでは lovely を使う時は基本的に可愛い、綺麗と言う意味で使うことが多く、男性はあまり使わない傾向にあります。
アメリカで何かが凄くいいと言う時は great を使うようにした方がいいと思います。
他にも「イギリス英語表現」は沢山あるので、また別の機会に紹介します。
では、良い週末を!
Have a lovely weekend!
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