レストランやホテル、美容院等の予約、品物の注文受付時や受け渡し時など会社やクリニックなどの受付だけでなく、相手の名前を聞かなければならない時は意外に多いです。
名前を聞く時に使える基本の表現3つと、その他の言い方をまとめてみました。
1) カジュアルな言い方
Can I have your name?
お名前お願いします。
お名前教えてもらえますか?
カジュアルな雰囲気のお店や会社、ホテル等で、お客さんの名前を聞く時に使える表現です。
電話で名前を聞くときにも使えます。
2) 丁寧な言い方
Could I have your name?
お名前お伺い致します。
お名前頂けますか?
Could I ~ は Can I ~ の丁寧バージョンです。
お店や会社、ホテル等でお客さんの名前を聞く時、スタッフが丁寧に言いたい時に使える表現です。
電話で名前を聞くときにも使えます。
3) 丁寧でフォーマルな言い方
May I have your name?
お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?
お名前を教えて頂いてもよろしいでしょうか?
Could I ~よりも丁寧でフォーマルな言い方です。
高級な雰囲気のお店や会社、ホテルなどで、お客さんの名前を聞かなければならない時に、より丁寧に言いたい時に使える表現です。
電話で名前を聞くときにも使えます。
<補足説明>
動詞 have の代わりに「ask」を使うと、聞くと言うニュアンスが強くなります。
Can I ask your name?
お名前聞いてもいいですか?
Could I ask your name?
お名前お聞きしてもよろしいですか?
May I ask your name?
お名前お伺いしてもよろしいでしょうか?
また have の代わりに「take」を使う時は、例えば相手の名前を記入する、メモや伝言に相手の名前を書く等のために名前を聞く時です。もちろん have を使って聞くことも出来ます。
その他 have の代わりに「give」を使う時は、
Can you (Could you) + give me にして言います。
Can you give me your name?
お名前お願いします。
Could you give me your name?
お名前教えてくださいますか?
<その他の言い方>
A) What’s your name?
あなた名前は?
相手の名前をストレートに聞くときの言い方です。
また相手が名前を言うのが前提、当然の場合です。
例えば、視聴者参加型の番組のテレビに一般の人が出演した時に、テレビ局側の人や司会者などがその人の名前をカジュアルに聞く時に使われます。
また、パーティーやイベント等の会場入り口や受付で招待客名簿と照らし合わせて名前を確認する時などにも使えます。
但し、カジュアルなところ限定です。
B) Can I get your name?
お名前は?
名前言ってもらってもいいですか?
スタバなどのカフェやファーストフード店などで、お客さんの名前を聞く時にも使われる表現です。
注文の品が出来上がったら、名前を呼んで手渡す必要があるため注文時に聞く場合です。
カジュアルな場所や場面で、相手の名前を聞いて書き留めるような状況で使える表現です。
C) Your name, please? / Your name (is)?
お名前は?
名前言ってください。
簡単に相手の名前を聞く時の言い方です。
また相手が名前を言うのが前提、当然の場合です。
レストランやパーティーの会場入り口などで、予約や招待客リストと照らし合わせて名前を確認したい時、カフェやフードコートなどで食べ物や飲み物を出来上がってから名前で呼んで手渡す必要がある場合などで、名前を聞くときに使える表現です。
カジュアルな場所や場面でのみ使えます。
*相手の名前を聞く場合、相手や場所や状況に合わせて、普通は
1),2),3) で使い分けた方がベターです。
<個人的に相手の名前を聞きたい時>
普通は自分の名前を名乗ると、相手も名乗ってくれる事が多いです。
あるいは自分の名前を言った後に、カジュアルなら次のようにも言えます。
I’m (自分の名前). What’s yours?
私は~です。あなたの名前は?
I’m (自分の名前) and you are …
私は~です、あなたは?
カジュアルな場所や状況のもとで What’s your name? を使って聞くこともありますが、会ってすぐに相手の名前は聞かない方がいいです。
初対面時に初めましてよろしくの挨拶を最初に出来る状況は、実際あまりないです。
会うことが決まっていた相手や誰かにお互いを紹介してもらえる時くらいです。
普通は少し話をしてから、話の途中や別れ際等に名前を名乗りあうことの方が多いです。
その時に使えるフレーズは、By the way ところでを使った
「By the way I’m (自分の名前)」や
「I’m (自分の名前) by the way」です。
話の流れにより「by the way」は省略出来ます。
個人的に相手の名前を聞きたい時は、まず自分の名前を言う様にした方がいいです。
相手もその後名乗ってくれることが多いので、わざわざ聞く必要がなくなります。
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