使う時は要注意!
「使わない方が良い英語の表現」その6
文法的には間違いがなくても、相手や状況により使うとまずい表現があります。
今回ピックアップしたのは、ご馳走する、おごると言う時に結構使っている人がいる表現です。
X I’ll treat you.
おごります。
→ 上から目線に聞こえる表現です。
ご馳走してあげるんだから、と恩着せがましく言われているように感じる人もいます。
相手が気にしない場合は良いのですが、どうなのか分からない時やビジネスシーン、目上の人などには使わない方がよい表現です。
<無難な言い方の例>
It’s my treat.
ごちそうします。
(おごります。)
カジュアルに言いたい時は、
It’s on me.
おごるね。
This one is on us.
この分は私どもが持ちます。
(こちらで払います。)
<注意したいポイント>
1) 自分が相手の分も払う(おごる)と言う時、treat は名詞として使い動詞ではなるべく使わないようにする方がベター。
2) 自分へのご褒美や相手が自分にごちそうしてくれる時には、treat を動詞で使って OK 。
3) 動詞で treat を使って~をおごると言う時は、前置詞 to がおごる物の前に必要。
前置詞は for ではないことに気をつける。
<例文>
I decided to treat myself to a spa treatment.
自分へのご褒美はスパトリートメントに決めました。
Thank you for treating me to a nice dinner.
素晴らしい夕食をご馳走して頂きありがとうございます。
I’ll treat you to anything you want to eat or drink.
食べたいもの飲みたいもの何でもおごってあげるよ。
(動詞 treat を自分が相手の分を払う時に使う場合は、払ってあげる、おごってやるからの意味合いを持つので特に目上の人やビジネスシーンでは使わない方が無難です。)
「補足説明」
お勘定の話になった時や会計時に、自分の方で持つ、おごると言いたい時は次の様にも言えます。
I got it.
ここは私が(出します)。
→ おごります。
I’ll get this.
この伝票は私が払います。
→ おごります。
Let me get the check.
ここの勘定は私に払わせてください。
→ おごります。
We’ll take care of it.
支払いは私どもの方で致します。
→ 支払いは弊社が持ちます。
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